オープンウォータースイミング(OWS)やトライアスロンは海や湖などの自然の中で泳ぐ競技ですから危険も伴います。そこで数回にわたって安全にOWSを楽しむための知識や道具、機材等をご紹介しようと思います。
第2回目は「プールでの練習」です。
OWS等に出る人たちも今の時期のメインの練習場所はやっぱり室内プールですよね。特にこれからOWSを始めようと思っている方には、このプールでの練習の時に、ぜひ一度はやっておいて頂きたい練習があります。
それは「ゆっくりでもよいので出場するレースの距離の1.3倍以上の距離を連続して泳ぐ」ことです。OWSは波があったり流れがあったり、ブイの位置がわからなくなったりといろいろな理由で思ったとおりに真っ直ぐ泳ぐことができません。もちろんプールのように壁を蹴って進むこともできません。OWSでは例えコースが1kmの設定だったとしても、それはブイを結んだ直線距離での話。実際に選手が泳ぐ距離はそれ以上になることがほとんどです。なので、設定された距離よりもかなり余裕を持たせた距離が問題なく泳げるようになっておくことがとても大事です。
泳ぎきれないかもという恐怖心を持ったままレースに出場し、足がつったりゴーグルに水が入ったりしたらそれこそパニックになり大事故につながりかねません。多少コースアウトしても何をしても、遅くたって私は完泳できる力を持っているんだという自信を持って海に出て行けば、足がつかない海で泳ぐことへの恐怖心も和らぎます。安全にOWSを楽しむために、自信を持ってレースに参加できるよう、今のうちからプールでもしっかりと練習を積んでおきましょうね。
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