【特集】OWS等を安全に楽しむために:7

オープンウォータースイミング(OWS)やトライアスロンは海や湖などの自然の中で泳ぐ競技ですから危険も伴います。そこで数回にわたって安全にOWSを楽しむための知識や道具、機材等をご紹介しようと思います。

第7回目は「レスキューチューブ」です。

【特集】第1回「UITEMATE」
【特集】第2回「プールでの練習」
【特集】第3回「自然を楽しむ大きな心」
【特集】第4回「ゴーグルの数」
【特集】第5回「身に着けて泳いで良いもの、ダメなもの」
【特集】第6回「海練習には監視者を」

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海練習の際には前回の「監視者」も重要ですが、とは言え助けが来るまでは泳者自身が自分自身の身を守らなければなりません。第一回でも記事にしました「UITEMATE(浮いて待て)」は道具無しでも身を守れる方法として全ての泳者に身ににつけておいて頂きたいですが、練習時であればレスキューチューブを持って泳ぐといざというときに身を守ることができます。団体で練習をするときにはコーチ役の人にはぜひ1つは持っているようにしましょう。いざというときに役に立ちますし、引っ張って泳ぐのも良い練習になりますよ。

ちなみに、レスキューチューブにはプール用と海用があるのをご存知ですか?違いをライフガードコンサルティング会社CUZMATの松下社長に解説いただきました。両方販売しているそうなので、選ぶ際の参考にしてくださいね。

「海用は溺者にレスキューチューブを巻き付けてフックをすることにより、浮き輪のようになり、流れのある水の中でも溺者を沈めることなく安全に運ぶことが出来ます。
プール用は溺者の脇の下に差し込めば浮かすことが出来ます。フックをしなくても水の流れがありませんので安定して運搬できます。
また基本的にプール用は海用に比べ長くなっています。長いことによってレスキューチューブから落ちにくくするといった利点があります。
他にはプールではプールサイドまでさほど遠くはないので、基本的に救助者もレスキューチューブにつかまったまま運搬します。
海用ですと距離がある場合には溺者に注意をしながら泳いで運搬致します。」

【特集】第8回「荷物の管理」


On 3月 27th, 2015, posted in: ニュース, 全ニュース, 安全教育, 特集 by
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